Tetsuya Isozaki
「文明とは、人間が人間自身を家畜化(domestication)する行為で、それによって、人間は幼児性を保ったまま、より高度なことができるようになってきた」
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「文明とは、人間が人間自身を家畜化(domestication)する行為で、それによって、人間は幼児性を保ったまま、より高度なことができるようになってきた」
質問二十一
世界でいちばん大事でいちばん好きで
愛してるダンナ様がいるのに
職場で素敵な男性に出会ってしまうと、
すぐ恋をしてしまいます。
・・・・・・といっても、いつも誰にも言わないし言えない、
密かな片思いです。
その人とたまに出会って話すだけで十分満足なんですけど
いつか自分が暴走しちゃうんじゃないかって
妄想して心配したり、
そんな心配をする自分が不潔な気がして落ち込んだり、
いい大人なのに、なんだかぐるぐるして
アホみたいなのです。
「人は死ぬまで恋をする」って
聞いたことがありますけど、
こんなに恋ばかりしてたら
いつまで経ってもどこか落ち着かない
ふわふわした大人のまま
おばあさんになってしまいそうで心配です。
どうしたら、恋しやすい心をおさめることができますか?
どうしたら、ダンナ様だけを見つめて
暮らすことができますか?
(ゆん 三十八歳)
谷川さんの答
一人が一人を愛し続けるというのが
愛の理想だとは思いますが、
一人が二人を(あるいはもっと多くを)
それぞれのしかたで愛し続けるということも、
人間には不可能ではないと思います。
ただそれには
いまの社会が建前として合意している価値観
(たとえば「ダンナ様だけを見つめて暮らす」というような)
を超える価値観を、
他人に頼らずに自分で我がものとしなければなりません。
一夫一婦制の外に生まれた愛を
浮気とか不倫とかいう決まり文句で捉えていては
何も始まらない。
「不潔」「暴走」「妄想」という言葉で分かりますが
あなたはきっとまだ本当に恋なんかしていないし、
本当にダンナ様を愛してるのかどうかも疑わしいね。
誰かが誰かを好きになるということは、
生きていく上でいちばん大切なことだから、
自分の気持ちを恥じずに、もっと深く突きつめて
新しい自分を発見してください。